渓谷

たまにはアウトドア。山梨の西沢渓谷というところ。でも途中で飽きた。


そこかしこに「落石注意!」と書いてあったけど、崖の反対側は急流だったり奈落だったりで、落ちてきたところで逃げ場もなし。何でみんなそんなリスキーなところにわざわざ行くんだろう。こんなところで死にたくはない。


もうちょっと気楽なハイキングコースだと思ってた。体への負担はさほどないけれど、一歩踏み間違えたら奈落に真っ逆さま、な場所もあり。実際に滑落して亡くなっている人もちらほらいるそうな。ここで死んだら無念だろうなあ、とかそんなことを考えながら歩いた。戦前までは木材の切り出しのため、トロッコ軌道が通っていて(今も痕跡がある)、馬が牽いていたらしい。トロッコごと沢に落ちた人もいたんだとか。「沢に落ちて負傷した」と説明の板には書いてあったけど、負傷で済んだかは眉唾だと思う。仕事ならば仕方ないにしても、わざわざ景色を見に、下手したら死ぬところに行く気持ちはさっぱりわからないな。耳にイヤフォン突っ込んでスポーツチャリに乗っている人の気持ちと同じくらい、わからない。