歌のある結婚式

友人の結婚式に出てきたわけです、昨日。機材かついで。
最近では『レイチェルの結婚』(ジョナサン・デミ)を見たときにも思いましたが、
やっぱり祝いごとには歌だよね、と思うわけです。


キリスト教の式では賛美歌、こじんまりとしたパーティーでは、友人や親族の歌と生演奏。
新郎側や新婦側や、親族や友人や、そんな別々の人々が、歌の間はぐっと近くなる。
歌が終われば、またばらばらに戻る。
そんな歌は怖いものでもあるわけです、もちろん。
押しつけがましい歌は、掃いて捨てるほどそこらに転がっている。たとえば渋谷の街に。


だから昨日のような、歌う人それぞれの声が聞こえるような歌は、貴重なものだと感じます。
おしゃれなフレーズを弾き出したギターに、新婦のお父さんの演歌がカットインしてくる瞬間。
そこに新郎のお母さんがコーラスをつけてゆく。
そんな幸せな瞬間に満ちた、素敵な式でした。


Sくん、Hさん、末永くお幸せに。