2011.9.19 脱原発デモ@東京

本日は「さようなら原発1000万人アクション」のデモへ。


今日のデモは凄かった。JR千駄ヶ谷の駅、ホームから人が溢れている。集合場所の明治公園へ着くと、人でぎゅう詰めだ。主催者発表では、6万人が集まったとのこと。警察発表では3万人。いずれにせよ、これまでとはケタ違いの人数であることは間違いない。上空からの写真はこちら(毎日新聞の記事)。圧巻。


これまでのデモと違い、普通のおばちゃんやおっちゃんが多かった。よかった。もちろん労組や政党などの団体もたくさんいたけれど、「普通の、まっとうな」人たちが多かった。「デモに行くのは極左プロ市民」なんていうのはたわごとで、自分たちの子どもや知っている人たちのことを考えれば、原発を止めなければならない、と思うのはごくごく当たり前の感覚であり、怒りだ。そして庶民の感覚と怒りをいちばん原始的に表現する手段が、デモだ。


それでも「経済」と言いたがる人は、なにか幻想にとらわれているのだろう。原発がなくてもそれなりにやっていけるのは、今年の夏でわかったはずだ。


パレードが始まると今日も警察の圧力はひどく、数万人の集団を、間を適度に置いて100人ずつくらいの集団に強制的に区切ってゆく。おかげで、私たちのいた集団が出発するまでに2時間ほどもかかった。炎天下、周りに人がわさわさいる中、立って待機。道に出ても、車を優先的に通すものだから、分断に次ぐ分断でひたすらだらだらする。結局、集会から解散まで、5時間以上かかった。これ、警備の効率としても悪いんじゃないかと思うのだが。今日はわりと年配の方々も参加されていたが、体調を崩されたりしなかっただろうか。デモ参加者のみなさん、おつかれさまでした。


とはいえ、敵は目の前の警官ではなく、もっと見えないところ、奥深くにいる。こんな事故を起こしてなおボーナスを支給し電気代を上げようとする東電。原発利権。交付金による支配。そうしたものたちに対し、わたしたちはデモという形で、怒りを表明し続けるしかないだろう。すべての原発が止まるまで。


原発反対。